今冬のコロナ対策 / 粗悪なCO2測定器に注意

かなり朝晩の気温も冷え込んできました。
新型コロナウイルスの感染状況は、ワクチン接種率がさほど変わらないのに欧州と日本で大きく差がついております。

欧州とワクチン接種率がさほど変わらないのに日本と大きく感染者数に差がついている理由は
専門家の間でもまだはっきりと分かっていないのですが、マスクの着用率が日本で高いことが理由の一つとして考えられています。
(追記:記事を書いた後にG7の中で日本がワクチン接種率トップになった報道がありました。やはりワクチンの接種率は最も重要そうです)
年末年始、会食の機会が増えてくるとは思いますが、引き続き換気と食事時の会話に特に気をつけることは続けておいたほうが良さそうです。

手洗いやマスクに比べると忘れられがちな換気ですが、空気が滞留しているとそれだけ他人が排出したウイルスに晒される時間が長くなり、感染する確率が高くなります。伊達に3密に含まれているわけではないのです。
自宅や職場ではもちろん、ジムやレストランでも換気がきちんとされている場所を選んだ方が良いでしょう。
カラオケは大声と密閉空間とが揃っており、参加者に一人でも感染者がいると爆発的に感染が広まりますので、やはり感染が下火の間でも危険度は高いです。

さて、施設の管理者の方など、どうやって換気を維持すればいいのか悩んでいる方も多いかと思いますが、
厚生労働省から商業施設の管理者向けの換気のしおりが発行されています。もっと詳しく知りたい方はこちらに他の資料もあります。
その中に「室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超えていないかを確認することも有効」と記載されており、
CO2モニターの値を換気の指標にするのは分かりやすくて簡便といえます。

市販のCO2モニターにはかなり値段の差がありますが、
安価なCO2モニターの中には測定値がデタラメの粗悪品が多くあり、問題となっております。
電気通信大学が粗悪なCO2モニターの見分け方を発表してくれていますが、抜粋すると

  • 屋外で測定値が400ppm前後になる
  • 息を吹きかけると測定値が急上昇する
  • 消毒用アルコールを吹きかけても値が変わらない

これらが揃っている測定器ならひとまず安心と考えても良さそうです。
一つでも当てはまっていたらすぐに返品しましょう。

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