東京でも麻疹発生

2月29日に大阪で麻疹患者が発生しましたが、同じ飛行機に乗り合わせた方が感染し、その後東京都に移動した後に発症しました。下記の施設を利用しており、周囲にいた方も感染している可能性がありますのでここに注意喚起いたします。

(3月13日追記)

さらに1名、5歳(ワクチン未接種)の患者が新しく発生しました。関西や名古屋でも感染が広まっております。この子どもに関しては下の女性とは別の経路かと思われますが、やはりインバウンドで海外からの輸入例が増えているようです。

麻疹患者の行動歴

3月3日(日)

  • びっくりドンキー足立東和店 (14:30から15:30頃まで)
  • その前後は不明

3月7日(木)

  • 新幹線のぞみ24号(博多発東京行き) 6号車 新大阪駅13時45分発 品川駅16時08分着まで
  • その後5時間ほどの行動は未公表 (3月14日追記) 日生劇場 ミュージカル『カム フロム アウェイ』
  • オストレア oysterbar&restaurant 銀座コリドー通り店(21時から23時頃)

麻疹の感染力

麻疹はあらゆる感染症の中でトップクラスに感染力が高く、免疫のない人が同じ空間にいるとほぼ100%感染します。麻疹の予防注射を2回していれば約98%免疫がつくのでほぼ安心なのですが、1回や0回しか注射しておらず、上記の時間に周囲にいた人は厳重な注意が必要です。東京で発症した方は1回しか麻疹の予防注射をしておらず、飛行機に同乗していただけで感染しています。

麻疹の症状

感染した10日前後で咳や鼻水といった風邪の様な症状がまず現れます(最長20日後に症状が出た人もいます)。さらに数日後に39℃以上の高熱と発疹が出現するため、最初の軽い風邪の時期に感染が拡大しやすいです。また、ワクチンを1回打っていると発熱や発疹がそれほど酷くならずに風邪のようなまま治るが感染力はある厄介な状態になることもあります(修飾麻疹といいます)。

麻疹は合併症として肺炎や脳炎などを起こすことがあり、現代の医学でも1000人に1人は死亡してしまいます。また、一度治っても5から15年後にSSPEという脳炎を発症することもあり、こちらも悪化すると死亡したり後遺症も残る非常に怖い病気です。

さらに、最近では麻疹にかかるとこれまで獲得した他の病気の免疫が消えてしまうことが判明しており、様々な面で怖い病気です。

感染の可能性がある人

上記の該当箇所にいた方で予防注射の回数が1回以下の方は、今月いっぱいは自分の健康状態を慎重に観察し、風邪症状が出てきたら外出を控えるようにして、必ず事前に連絡をしてから医療機関を受診するようにしてください。

予防注射が大事

上記の時間帯に居合わせなかった方でも、海外からの旅行客が増加しているためこれから先も麻疹の流行が散発する機会は増えてくると思われます。

2回の予防注射で麻疹はほぼ防ぐことが出来ますので、まだの方は必ず2回麻疹の予防注射をするようにしてください。特に妊娠を希望している女性は妊娠中は麻疹の予防注射は出来ませんので、計画的な接種が必要です。

また、ワクチンを打たなくても麻疹に一度かかることでも生涯免疫を得ることが出来ますが、上記の通りの死亡率や後遺症があり周囲に感染させる可能性も高いので断然ワクチンの方が良いです。

ワクチンは出荷調整中です

現在一時的な需要の増加により麻疹の予防注射が出荷制限となっており今すぐに打つことは難しい状況です。ワクチンの生産量は年単位で決まっておりすぐに増やすことは出来ないため、このように流行が起きるとすぐに出荷調整がかかります。日頃からの計画的な接種が必要ですので出荷が再開したら接種がまだの人はすぐ打つようにしましょう。

その他

詳しい麻疹の説明については厚生労働省のサイトをご覧ください

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