日本から便秘の治療に関する研究が出ていましたのでその紹介です。
この研究では群馬県中之条に住む65歳以上の方に、乳酸菌シロタ株を含む乳製品の摂取頻度や日常の運動量と便秘の頻度について聞き取り調査を行いました。
結果は、シロタ株を週3日以上食べていた方は10%以下しか便秘していなかったのに対し、週2日以下しか食べていない人は14%近くが便秘していました。
また、それとは別に、1日7,000歩以上もしくは1日15分以上の運動をしている人たちも便秘が少なかったようです。
乳酸菌摂取と運動の両方を行っている人はさらに快便傾向にありました。
今回の研究では特にシロタ株という乳酸菌だけでしか試していませんでしたが、乳酸菌と運動の組み合わせでかなり便秘に効きそうであることが分かりました。
ここ数年で便秘薬は新しい薬がどんどん出てきていますので、運動と乳酸菌で治らない便秘の方、今飲んでいる薬が合わない方など、是非一度当院でご相談下さい。
