そろそろ卒業旅行のシーズンですね。この春に初めて海外に行く方もいらっしゃるかと思います。海外では文化や犯罪など日本と勝手が違うものが多いですが、忘れてはならないのが病気の違いです。
海外では、国内とは異なる様々な感染症が発生しており、行動に気をつけることで予防できるものもあれば、予防注射で避けられるものもあります。特に、A型肝炎、B型肝炎、麻疹などは海外でかかりやすいのに予防注射をしている日本人が少ないため、必ず行いましょう。以下に挙げたサイトに詳細が載っておりますので、海外旅行を予定している方には是非一度ご覧になってください。
- 東京都福祉保健局「海外旅行者・帰国者のための感染症予防ガイド」
(印刷して旅行先に持って行きましょう) - 厚生労働省検疫所FORTH 海外渡航のためのワクチン
(ワクチンは当院でも概ね対応可能です。ご相談下さい)
時間の無い方に概要を抜粋しますと、
- 食事前と外出後には必ず手洗いを
(除菌できるウェットティッシュが便利です) - 生水、氷、生野菜、カットされたフルーツは避ける。
- 川や湖での水遊びは避ける。裸足で歩くのも危険。
- 虫除け剤を忘れずに(当院のオススメ薬もご参照下さい)
- 滞在する国に合わせた予防注射接種を打っておく
(免疫が付くまで時間がかかるものもありますので、3ヵ月前には準備しておきましょう)
です。それでは楽しいご旅行を!