タバコは1日1本でも有害

喫煙は、肺がんなど様々な種類のがんや、インフルエンザ・肺気腫など肺の疾患、心筋梗塞・脳卒中など動脈硬化疾患にかかりやすくなることは周知のことと思います。

それでは1日1本タバコを吸う人は1日20本タバコを吸う人に比べてどのくらい危険なのでしょうか。なんとなく、5%くらいじゃない?と思ってしまいますが、実は病気によっては半分ほどしか危険性が減らないという研究結果が発表されました。

この研究は心筋梗塞・脳卒中と喫煙との関係について過去に発表された55の研究報告をさらにまとめたもので、それによると、

心筋梗塞:喫煙者(1日20本)は非喫煙者よりも男性で2.27倍、女性で3.95倍リスクがある
脳卒中:喫煙者(1日20本)は非喫煙者よりも男性で1.56倍、女性で2.42倍リスクがある

と、一般的な喫煙のリスクがまず示されています。そして、例え減煙したとしても

心筋梗塞:喫煙者(1日1本)は非喫煙者よりも男性で1.74倍、女性で2.19倍リスクがある
脳卒中:喫煙者(1日1本)は非喫煙者よりも男性で1.30倍、女性で1.46倍リスクがある

と、例え1日1本での喫煙でも1日20本の喫煙に比べてリスクは3-5割しか減っていません。このことからも、タバコによる心筋梗塞・脳梗塞のリスクを減らすには減煙ではなく禁煙が必要ということが分かります。

また、電子タバコ・加熱式タバコについてですが、タールこそ削減されていますが主流煙中のニコチンや有害物質は従来のタバコと変わらず副流煙についてもPM2.5などのエアロゾルは従来のタバコより多く出ていることが確認されています。健康へ影響がないとする根拠に乏しいため、日本・欧米の学会からは避けるよう勧告が出されています。

2018.2.21追記:
ところでIQOSを開発したのはアメリカのフィリップ・モリス社なのですが、なんと、お膝元のアメリカでは販売許可がいまだに下りていません。このことからも、電子タバコの欺瞞がよく分かるかと思います。

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