年末の小話

年の瀬ですね。

あまり目ぼしいトピックが無かったので更新が少し途絶えておりましたが、休みに入る前に小ネタをいくつかご紹介しておきます。

芸術に触れている人は長生きする

 美術館・展覧会・劇場・コンサート・オペラなどに年1−2回行く人は、全く行かない人よりも約15%、年4−6回行く人はなんと行かない人よりも約30%死亡率が低いことが判明しました。

 「でもそれって元々裕福で、健康な人が良く行ってるだけでしょう?」と思われるかもしれませんが、分析により性別・社会経済状態・社会的要因とは無関係なことが確認されています。

 芸術の秋は過ぎてしまいましたが、たまに芸術に触れてみるのもいいかもしれませんね。

夏休みの宿題を溜めていた人はメタボになりやすい

 タイトルそのままなのですが、子供の頃に夏休みの宿題を先延ばしにしていた人達は、宿題を先にやっていた人達より大人になってからのメタボリスクが2倍以上高い結果になりました。

 ただし、この傾向はいわゆる頭脳労働者の人に限られ、肉体労働者の人では逆に宿題を先延ばしにしていた方がメタボリスクは低くなっていました。

 宿題を先延ばしにしていた頭脳労働者の人は運動も先延ばしにしていそうですが、肉体労働者の人で逆の傾向になるのは不思議ですね。先延ばしにすると余計仕事の量が増えるからでしょうか??

 あと、私のように「期限を過ぎてから宿題を始めていた人」は選択肢に無かったので、研究でどう扱われていたのか気になります(笑)

毎日納豆を食べると骨折予防になる

 閉経後の日本人女性に対して大豆食品の摂取量と骨折について調べたところ、その後15年間で週7パック以上納豆を食べていた人は、全く食べてない人に比べて骨粗鬆症による骨折をしていた人がわずか55%しかおらず、週1−6パック食べていた人でも骨折者は全く食べない人の80%だったようです。なお、豆腐など他の大豆製品の摂取量は骨折とは無関係でした。

納豆菌パワーでしょうか?なかなか興味深いですね。ただし、ワーファリンを飲んでいる方は納豆は厳禁ですので気をつけて下さい。

以上です。みなさま良いお年をお迎えください

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